椎名林檎
『同じ日のことを思い出して』
9ヶ月経過。
彼と迎える初めての四月。
また四月が来たよ、と
言える一年後でありますように。
+++
昨日の財布紛失騒動によって
ぐるぐるした気持ちはとりあえず流れた。
お昼ごろ彼と合流。
ランチを食べてCD屋行ってから彼の家に帰る。
彼の家の近くのいつものカフェでお茶。
彼の買った車の話とか会社の話とかに織り交ぜて
「もっと報告するってこと大事にしてほしい」
と、さりげなくのつもりがかなり不自然に伝えた。
彼は少し茶化しつつも『はい。』と答えた。
誰かの日記にお互いが安心するためには
報告しあうことが大切で、報告しあうだけで
問題はだいぶ解消されると書いてあった。
ほんと、そうだと思った。
だから今日彼にそれを伝えてみた。
反応は上のとおりだったけど
とにかく伝えたので今後の彼に期待したい。
+++
家に帰ってダラダラしつつ
今日の晩ご飯は宅配ピザを注文。
今日もまったく欲してくれない彼に
少々がっかり気味のわたしのテンションは少し低め。
食べ終わって食器を洗ってたら
彼が背後でわたしの髪やら肩やらを触りだして
もしかしてこれはいちゃいちゃしたいの合図かな?
と思ったらやっぱりそうだった。
ベッドでいちゃいちゃ。
途中また彼の気持ちを
確認したくなって聞いてみる。
9ヶ月経っても照れるのか
言いたくないのかは知らんが
なかなか言ってくれない。
それでも『好きだよ』ってやっと言ってくれたのに
「ほんとに?」って聞き返したら
『ほんと?とかよく聞くけどそれってさぁ〜ぶつぶつ・・』
と、少しムッとした様子の彼。
そのムッとしたのは、本気で好きと言ってるのに
信用してもらえなかったことへのことか?
と勝手に解釈して少しうれしくなってみたけど
どうなんだろうね。
帰る時間が来て、自転車で送ってもらう。
雨が降ってきてたから新しい自転車が濡れたらいかんと
プラットホームまで上がろうとした彼に
「ここでいいよ。」と言って改札でバイバイした。
なんかあっさりバイバイしたのが寂しくて
力なく階段を上る。いつもよりなぜか寂しい。
ホームにあがってふと振り返ると
なんとそこには彼が立ってた。
『やっぱり見送るよ!』
びっくりしたぁ〜。こんなの初めてだし。
もしかして彼もわたしと同じ気持ちだったのかな。
いつもならホームにきてもわたしが電車に乗ったら
あっさり階段を下りて行くのに
今日は行きかけてまた戻ってきて
電車が出るまでずっといてくれた。
一体ほんとどうしたんだ・・?
わたしがあんまりにも寂しそうに見えたから
気を使ってくれたのかな?
なんだかかえって名残惜しく
変な余韻をひきずりながら帰宅。
どうしても物事をいい方向に考えられないわたしは
彼のいつもと違う行動に不安を感じてしまい
彼に電話をしてみることにした。
「わたしのこと好き?とか聞いたから
またなんか考えてるの?」と、聞いたら
『なんも考えてないよー。』と言われた。
彼はこういう質問にはわりとくそ真面目に
正直に答える習性があるので
おそらく考えてないというのは本当だろう。
あーよかった。
最近デートの終わりがいつも
少し変な感じになってしまう。
それもこれも自分のせいなのだが・・。
『同じ日のことを思い出して』
9ヶ月経過。
彼と迎える初めての四月。
また四月が来たよ、と
言える一年後でありますように。
+++
昨日の財布紛失騒動によって
ぐるぐるした気持ちはとりあえず流れた。
お昼ごろ彼と合流。
ランチを食べてCD屋行ってから彼の家に帰る。
彼の家の近くのいつものカフェでお茶。
彼の買った車の話とか会社の話とかに織り交ぜて
「もっと報告するってこと大事にしてほしい」
と、さりげなくのつもりがかなり不自然に伝えた。
彼は少し茶化しつつも『はい。』と答えた。
誰かの日記にお互いが安心するためには
報告しあうことが大切で、報告しあうだけで
問題はだいぶ解消されると書いてあった。
ほんと、そうだと思った。
だから今日彼にそれを伝えてみた。
反応は上のとおりだったけど
とにかく伝えたので今後の彼に期待したい。
+++
家に帰ってダラダラしつつ
今日の晩ご飯は宅配ピザを注文。
今日もまったく欲してくれない彼に
少々がっかり気味のわたしのテンションは少し低め。
食べ終わって食器を洗ってたら
彼が背後でわたしの髪やら肩やらを触りだして
もしかしてこれはいちゃいちゃしたいの合図かな?
と思ったらやっぱりそうだった。
ベッドでいちゃいちゃ。
途中また彼の気持ちを
確認したくなって聞いてみる。
9ヶ月経っても照れるのか
言いたくないのかは知らんが
なかなか言ってくれない。
それでも『好きだよ』ってやっと言ってくれたのに
「ほんとに?」って聞き返したら
『ほんと?とかよく聞くけどそれってさぁ〜ぶつぶつ・・』
と、少しムッとした様子の彼。
そのムッとしたのは、本気で好きと言ってるのに
信用してもらえなかったことへのことか?
と勝手に解釈して少しうれしくなってみたけど
どうなんだろうね。
帰る時間が来て、自転車で送ってもらう。
雨が降ってきてたから新しい自転車が濡れたらいかんと
プラットホームまで上がろうとした彼に
「ここでいいよ。」と言って改札でバイバイした。
なんかあっさりバイバイしたのが寂しくて
力なく階段を上る。いつもよりなぜか寂しい。
ホームにあがってふと振り返ると
なんとそこには彼が立ってた。
『やっぱり見送るよ!』
びっくりしたぁ〜。こんなの初めてだし。
もしかして彼もわたしと同じ気持ちだったのかな。
いつもならホームにきてもわたしが電車に乗ったら
あっさり階段を下りて行くのに
今日は行きかけてまた戻ってきて
電車が出るまでずっといてくれた。
一体ほんとどうしたんだ・・?
わたしがあんまりにも寂しそうに見えたから
気を使ってくれたのかな?
なんだかかえって名残惜しく
変な余韻をひきずりながら帰宅。
どうしても物事をいい方向に考えられないわたしは
彼のいつもと違う行動に不安を感じてしまい
彼に電話をしてみることにした。
「わたしのこと好き?とか聞いたから
またなんか考えてるの?」と、聞いたら
『なんも考えてないよー。』と言われた。
彼はこういう質問にはわりとくそ真面目に
正直に答える習性があるので
おそらく考えてないというのは本当だろう。
あーよかった。
最近デートの終わりがいつも
少し変な感じになってしまう。
それもこれも自分のせいなのだが・・。
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